芸術とは古来から続く、人間の感覚や精神に様々な影響を与える文化的な活動です。時間の経過と共に表現物(媒体)の数や種が豊かになった一方、その表現者は人間か乱数に限られました。それは唯一無二を主として、何かしらの感情や興味を表しました。

 しかし、次に機械が表現者として名乗り出ます。彼は製造の速度で表現物の圧倒的な数を誇りました。対して目的が存在することはなく、全ては複雑な回路が生み出した産物に過ぎません。それは人間も同様です。私たちは、本当に芸術を理解しているのでしょうか? 芸術とは爆発ですか? 芸術とは快楽ですか? 芸術とは、何ですか?

ログ

[02:25:54+07:00] Kovrilo

我々は混沌とした世界を生きている。超常現象は物理を否定するが、物理は全てを否定することができない。多数の人間が現実とは異なる歴史や事象を記憶している現象を「マンデラ効果」と呼ぶが、まさに、それが現実の問題として挙がっている。

多くの人間は2006年04月01日に世界が崩壊したことを記憶しているが、実際には今日も平和な2011年が刻々と過ぎている。しかし彼らは、何故か自身が死を迎える瞬間に遭遇している。

この日付に何かしらの預言や都市伝説が絡んでいるわけでもなく、正真正銘の伝説として人類が初めて月面に降り立った瞬間を覚えている。奇妙なことに、彼らも月面着陸の瞬間を記憶しており、その数秒後に謎の光に包まれた、そう呟く。

これは「Vice Versa Day」あるいは「VIVE」として語られる。そう名付けた。おそらく、向こうの世界から生き延びた誰かが。

[02:30:14+07:00] Kovrilo

祖国では徹底した国民の管理を行っていたが、確かに人口や戸籍の情報が狂い始めた。当日の夕方には役所や入国管理局に数多の国民が押し寄せ、社会は1ヶ月も機能を停止した。それは国民だけではなく、鼠の一匹すらも想定する政府までが混乱に陥った。

これまで世界共産を敵視していたのはアメリカ連合国か、他に内国の小さな反乱分子ぐらいであった。対して祖国もアメリカ連合国を嫌っていた。

だが、それは1999年までの歴史である。今日では両国の住民が自由に環境を、自分の意志で選択できる。固定化された社会が腐敗することを、コスモポリタニズムが幻想であることを、我々はクソみたいな歴史を通じて理解している。誰も、何も、不満はなかった。

ここで興味深いのは、第三勢力が誕生したことだ。彼らは現実を虚実だと確信しており、全ての国家が消滅することで新しい時代に進むと断言している。当初はミーム程度の戯言に思えたが、2009年の時点で非公認の国家「Spaseeva」として独立宣言を行い、完全武装を施した。

VIVEは職業を問わず無差別の人間を置換した。恐ろしい。彼らはアメリカ連合国や世界共産と対等な関係に位置する程度の軍事力を所有している。文化として落ち着いたはずの宗教は、時代を逆行してしまった。

以上が、私の知る歴史である。私は何も確信していない。偏見や極論を共有するのではなく、この問題を解決するために討論を行いたい。

[02:31:54-05:00] Ne0_3uN

VIVEが発生してから、科学的に確実な証拠や真相は調査されていない。私はアメリカ連合国に住む者であるが、それが陰謀なのか、虚実なのかは断定できない。VIVEは事実である、そう仮定しなければ現実に矛盾が発生するのか? そう、答えは明確である。

「世界は何個ある?」という話題は、今でも白熱している。少なくともFictionistが主張する生存した世界と、Ambitionistが主張する死滅した世界の2つがあるだろうと。それ以上の数が示唆されるのは、世界に存在する対称性と順序性が有限数の構造(システム)でのみ成立するという、Dejira Xeaperの発言が原因である。

これは余談だが、仮想世界「Flat Zone」を用いた検証により素数や円周率の法則は完全に解読されている。無理数は世界の神秘ではなく規則であり、人間が把握可能な構造の一部に過ぎなかった。

この情報は、私を含めた数人の開発者だけが知っている。全ての暗号アルゴリズムは無意味になってしまった。社会を完全に破壊できる爆弾を起爆剤で送信するとは、何とも皮肉なものだ。

我々が追い求め続けた真理は、予想以上に複雑だと思われる。しかし幻想ではない。少なくとも現実は関数によって証明できるものだと、Spaseevaに伝えたい。

[02:32:21+09:00] Vremennye Vospominaniya

宇宙ゴリラ効果はお好きですか? 私は気に入っている。この仮説を適用することで、ガイア理論に現実味が足される。更に言えば、世界が何かの内側に存在する可能性も高い。世界は生きている。その上も、その更に上も。

私は学術的な思考ではないことを承知している。しかし、自己相似する世界を否定することはできない。構造や詳細は不明であれ、高次元と云われる何かが複数の世界を保持している。そもそも、単位など存在しないのかもしれない。

今の世界を整数で考えてはならない。重複しているのだ。無形の一部が接触している。Nock氏が発表した資料の通り、解像度を持たない天文学的ディスプレイは自分自身を投影できる。ならば、その境界も我々が定義した虚実と言える。

世界も、法則も、このコミュニティーも全てが遷移している。これらは定められた摂理ではなく、制御可能な物語である。彼らが体験した死も可能性の幻覚であることを、見事に説得する必要がある。

[02:32:55-08:00] Sm:)e

話が脱線しているようだ。ホストはVIVEが発生する前の世界に時間を戻すのではなく、大規模な戦争を阻止する方法を模索している。

Spaseevaに所属する人間の多くは原理主義者であり、だからこそ未知の超常現象に対して究極的な目標を持ってしまっている。そんな彼らに、理論で説得することは不可能に近い。

少なくとも、彼らが魅せる武力は演出だと思われる。ア連と世共がSpaseevaの内部を偵察するように、Spaseevaも各国に潜んでいる。報告では高度な“計画”と“方言”が動力源であると判明しており、彼らは派手に武力を行使するのではなく、我々が築いた社会を内部から破壊するはずだ。

共通する思想には相異なる目的が存在する。思想で団結されたSpaseevaも例外ではなく、両国と同様に既存の集団機能が働いている。内部を混乱させることで、それが一定の閾値を超えることで、彼らは破綻する。我々が今日までの歴史を綴ったように、再び状況は安定する。

後に世界平和宣言を行い、武器を封印して、都合の良い社会を構築することで一つの国へと変貌する。それが第三の大国となるか、両国で仲良く分割するのかは知らないが。

これは小規模なコミュニティーで答えが出せる問題ではない。常に行動とフィードバックを続けながら、流動的に解決しなければならない。新しい時代は既に幕を開けている。自然の摂理に従わなければ、全ては無意味になるだろう。

[02:33:22-05:00] Ne0_3uN

友よ、その意見は最もだが、それは地雷を撤去するのではなく、埋め立てることになる。人間は常に情動を優先する。彼らの根底を改めなければ、何れ歴史が繰り返される。その為には、革命を諦める完全な理由が必要になる。

確かに脅威は排除するべきだが、彼らを悲しませてはならない。自らの手で武器を下ろしてほしい。我々は多数派を維持するのではなく、最大数の幸福を追及する。

ここで考えるべきである。限りある時間は自由だが、それが自由に使えるわけではない。彼らも同じことを考えている。しかし残念ながら、Spaseevaも自身が生き残る目的・使命を持っている。その閾値が平安とは異なる存在であれば、言い掛かりの火種にも成り得るのだ。

ところで、Sm:)eは昨日までLazie Speakerの振る舞いでコミュニケーションを交わしていたはずだが、今日の友は本当にSm:)eで間違いないだろうか? 確認のため、Flat Zoneで03月22日に発生した事件の一部を書き記してほしい。

[02:33:53-??:??] Anon

Productive Art.