戦争の時代に幕が下りたことで安息が訪れたと思えば、アメリカ合衆国を一とした国際連合が武力の相互的な管理を目的とした「プリズム和平条約」の採択に対してソビエト連邦が負担量や強力すぎる管理体制(おまいう)に反対したことで冷戦の時代が始まったことは記憶に新しいと思います。正解のない選択に対して他国も意見が分かれ、アメリカ合衆国や多くの西ヨーロッパ諸国は条約の通りに関係を深めることで表面的な合同国家:アメリカ連合国(Confederate States of America: CSA)を発足させ、一方でソビエト連邦は大日本帝国や中華人民共和国と正式な合意を得ることで世界共産(Communia)という物理的に巨大な国家を生み出しました。
焦燥感を抱きながらの開発が進むことで膨大な技術や経済が発達する中、遂には冷戦の無意味さを感じた両国は1999年に世界平和宣言を行うことで手を握り合いました。また、その権威や社会を称えるため、世界が一体となったことを祝福すると同時に人類が進むべき次の道を歩むため、2000年には「宇宙計画2050」が始動しました。そして2006年04月01日、まさに今日、最初のミッションとして2人の宇宙飛行士による初めての月面探査が行われます。これまでの無人探査とは異なり、何か新しい発見が得られることを期待しています。